
こんにちは、
料理家のさくらです!
8月20日(水)
今日のトークテーマは
『さくらのレシピの裏側』
いま次のYouTubeに向けて、
手作りソーセージの
試作をしているんですが、
その途中でふと思いついたことが
ありました。
「ソーセージの皮、
ライスペーパーでいけるんじゃない?」
ライスペーパーって
水で戻すともちもちして、
焼くとカリッと
仕上がるじゃないですか。
あの独特の食感を
ソーセージにまとわせたら
どうなるのか。
面白そうだなと思って、
やってみたんです。
……結果から言うと、
大失敗でした(笑)。
焼きはじめはいい感じなんですよ。
でもひっくり返した瞬間に破けて、
中から肉汁と油が
ドバっと出てきて、
油がはねて、皮はボロボロ。
もうキッチンが
小さな戦場みたいになりました。
ただ、
その中でひとつだけ
「これはアリかも」
と思ったのが、
ライスペーパーのカリカリの食感。
これは確かに美味しかった。
でもソーセージに欲しい
“プリッと感”や“ジューシーさ”
とは全然違うんですよね。
モチモチ感も逆に邪魔になっていて。
それで考えを切り替えました。
「じゃあ無理に皮をつけなくても
いいんじゃない?」
そこで思い出したのが、
腸詰していない
「サルシッチャ」という料理。
サルシッチャはイタリア発祥の
燻製しないソーセージです。
それを腸詰していない料理を
以前食べたことがあって、
引き出しが繋がりました。
味付けしたひき肉を丸めて、
表面を粉でコーティングして、
カリッと焼き上げる。
これなら家庭でも気軽にできるし、
腸詰めの手間もいらない。
試してみたら、これが大正解で!
外はカリッ、
中は肉汁をぎゅっと閉じ込めた
仕上がりになるんです。
「ライスペーパーで皮にするより、
全然おいしいじゃん!」
って(笑)。
今は肉の配合や
スパイスのバランスを
調整しながら、
毎日ちょっとずつ
試作をしています。
ひとつ変えるだけで
味がガラッと変わるのが面白くて、
まるで研究室で
実験しているみたいです。
正直、最初は
「なんでライスペーパーなんかで
やろうと思ったんだろう」
って笑っちゃうんですけど、
でもその失敗があったからこそ
腸詰しないサルシッチャに
辿り着けたんですよね。
だからやっぱり、
料理の失敗って
無駄じゃないなぁって思います。
次のYouTubeでは、
このレシピを撮影する予定です。
「えっ、家でソーセージ作れるの?」
って思う方もいると思いますが、
ほんとに腸詰めしないから簡単で、
しかも想像以上に美味しいんです。
今はまだ
「お腹の中ソーセージだらけ」状態で
試作を繰り返してますが(笑)、
完成したら
きっと楽しんでもらえると思います。
どうぞ次回の動画を
楽しみにしていてくださいね!
それでは、
今日も素敵な一日を
お過ごしください。
料理家さくら