
『日々と料理』
いつも応援してくださる皆様へ
おはようございます!さくらです。
突然ですが今日は皆様から
よくいただくコメントについて、
私なりの想いを
お伝えしたいと思います。
よくいただくコメントとは――
「キッチングッズがメインなの?」
「料理人じゃないの?」
そして、
「結局、お金なの?」
といったお声です。
そう思われるのは個人の自由です。
全く悪いことだとは思いません。
ただ、もしよろしければ
なぜ私がキッチンブランドに
本気で取り組んでいるのかを
知っていただきたいと思います。
それでもご納得いただけない
という気持ちがあれば、
それは仕方のないことだと思います。
けれど今日は、
嘘偽りのない
私の正直な気持ちを
お伝えさせてください。
【きっかけと始まり】
自分の中で大きな転機となったのは、
あるファンの方からの
コメントでした。
「さくらさんと同じ調理道具を
揃えたいので、
使っている調理器具を
全て教えてください」
正直、最初は驚きましたし
社交辞令かなと思っていました。
けれど、その後も何度も
コメントをいただき、
本当に全部揃えてくださったことを
知りました。
後日、イベントでお会いした時、
「どうして同じ調理道具を
揃えたのですか?」と
お聞きしてみると、
その方はこう教えてくださいました。
「改めて料理をやりたいと思った時、
どんな道具を買えばいいか
分からなかったんです。
でも、さくらさんは
レシピへの強いこだわりがあるから、
きっと調理器具にも
強いこだわりがあるはず。
それで同じものを揃えてみたら、
不思議と"一人で作っている感覚"が
少しだけ薄れて、
嫌いだった料理が楽しくなったんです」
この言葉をきっかけに、
「中途半端に商品を紹介するぐらいなら
とことんこだわって、
心から自分が一番だと思える
調理器具を作って自信を持って紹介しよう」
そう考えるようになりました。
その方が私も心からおすすめできるし、
手に取ってくださる方も安心できる。
この想いがきっかけで
自分でキッチングッズの開発に
チャレンジすることになります。
そして、キッチンブランドを作る上で
自分の中で決めた事があります。
どんなに時間をかけて
何度もサンプルを作っても
既存の商品の方が良いと思ったら、
その商品は作らない。
「心から一番良い」と言えないものは
私の始まりと矛盾してるからです。
レシピを作るのと一緒で
私の料理の仕事は
みんなの失敗を先回りする事
調理器具も同じで
みんなの道具選びの失敗を
先回りしてなるべく失敗を減らして欲しい。
こうして、
私の"人生をかけた本気"のチャレンジが
始まりました。
【立ち上げ後に見えた壁】
しかし、そう簡単に熱量だけで
うまくいくはずもなく...
実際にキッチンブランドを
立ち上げた後には、
様々な問題が待っていました。
その内容は詳しくは省略しますが、
別の動画(こちら)で
お話ししている通り、
いろいろな壁にぶつかったんです。
なかでも一番の不安は、
「お金儲けだと思われるだろうな...」
ということでした。
本当に正直な事をお伝えするなら、
お金儲けだけを考えるなら
キッチンブランドは作りません。
こんなにリスクもあって
お金もかかる事業。
オンラインで高額の講座を販売したり、
良いと思ってない商品のPR案件を
紹介した方がよっぽどリスクも低く
儲かると思います。
それでも実際、
商品をリリースすると
「騙された」
「お金が透けて見える」
といったコメントが
一気に増えたんです。
それでも諦めずに、
私が"SAKURA's"という
キッチンブランドを
本気で取り組んでいる理由があります。
【毎日の料理を、人生の愉しみに】
SAKURA'sは
「毎日の料理を、人生の愉しみに。」
この大きなスローガンの下で、
・キッチンブランドで調理にワクワクを
・レシピ配信で新しい発見を
・料理教室で確かな自信を
お届けしています。
『人生の愉しみに。』
これは、一瞬の快楽ではなく、
一生ものの幸福を育みたい、
という願いから生まれました。
――少しご飯がおいしくなるだけで、
心が温かく満たされる。
その小さな積み重ねが、
やがて日々の暮らしを
ふんわりと彩ってくれる――
私はそんな幸福感を、
料理を通じて届けたいんです。
毎日のことだからこそ、
無理せず続けられる料理がいいし、
健康にも気を遣いたい。
ときには、思い出に残るような
特別な料理だって作りたい。
そうして
"料理とともにある暮らし"を
少しずつ楽しんでいただければ、
きっと人生のあらゆるシーンが
より豊かに彩られるはずです。
だからこそ、
手に取って気分が上がる、
ワクワクするキッチンツールの
存在は大きいと思っています。
道具選びで料理の負担が減れば、
それだけ料理を楽しむ余裕も
生まれますから。
私自身、調理器具オタクなので
フライパンだけでも20個以上試して、
理想のものを作りました。
まな板やお鍋、 そして
エプロンも同じように、
一切妥協せずにこだわっています。
エプロンに関しては、
職人さんと何度も改良を重ねすぎて
「ここから、また変えるの?」と
驚かれたほど。
それでも1年以上の企画期間をかけて、
ようやく納得できるものを
お届けできるようになりました。
メーカー直販や無印、
ニトリなどと比べると
割高に感じると思います。
私達のような小さなブランドで
価格勝負はできません。
なので、最初から
価格で勝負していません。
「ながく使えて
使うほどに愛着が湧く
キッチンブランド」
デザインや使い勝手、
品質にいっさい妥協しないものを
価格ではなく価値で
お届けしています。
なので、全ての方に
手に取っていただけるとは
思っていません。
SAKURA'sの理念に
共感していただいて、
一緒に毎日の料理から
小さな愉しみを作りたいと
思っていただければ、
ぜひ私たちの想いが
詰まった商品たちを
手に取っていただけると
嬉しく思います。
【小さな幸せの積み重ね】
最後に、
私は年に1回の海外旅行よりも、
毎日の小さな幸せを
充実させることが好きなタイプです。
「月に1回の高級レストランより、
毎日の食卓を少しだけ豊かにしたい」
という考え方。
料理人が言うのも何ですが…
ここは本音でお話しさせてください。
そして、
――毎日のご飯が
少しでも美味しくなると
人生が何倍も豊かになる――
これは私自身が身をもって
体験してきたことです。
また、SAKURA’sの
イベントに来てくださった方々からは、
「さくらさんのおかげで料理が楽しくなった」
「苦手な料理が好きになった」
「SAKURA’sを使うことで、一人で料理する気持ちが軽くなった」
そんな嬉しいお声を
たくさんいただきます。
こうした声をきっかけに私は改めて、
「毎日の料理を、人生の愉しみに。」
その取り組み1つに
キッチンブランドがあり
この理念を、1人でも多くの方へ
届けたいと思っています。
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございます。
本音で書かせていただいたので
伝わりにくい部分、
拙い部分もあったと思います。
それでも、
この思いが少しでも伝わればと思い
この文章を書かせていただきました。
そして、これからも一緒に、
キッチンから小さな幸せを
作っていきましょう。
さくら